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邪魅 読了
- 2006-10-04(20:18) /
- 京極
「邪魅の雫」読了しました!!
三年ぶりの新刊に心躍らせつつ、テスト期間に思いっきり発売日がかぶっていたせいで、読みはじめたのが9月30日からだったという…;
正直、テストが悲惨だろうとなんだろうと気にしない!!
という決意の元、学生の本分である勉強を放置して読みました!
というわけで、以下ネタバレ。
三年ぶりの新刊に心躍らせつつ、テスト期間に思いっきり発売日がかぶっていたせいで、読みはじめたのが9月30日からだったという…;
正直、テストが悲惨だろうとなんだろうと気にしない!!
という決意の元、学生の本分である勉強を放置して読みました!
というわけで、以下ネタバレ。
今回、全体としては少し物足りない感じが。
恐らくは京極堂の妖怪ウンチクが少なかったことに起因するのではなかろうか。
主題の邪魅にしても、京極堂から伝えられるのではなく、関口から簡単な説明のみで伝えられ、なんとなく関わりが薄い。
むしろミステリー色の濃い感じに思えました。
今回関口視点はなく、代わりというか妙に語っておられましたね。
普段の関口にしては饒舌だったかな?
問題は榎木津。
邪魅は彼の物語だったのでしょうね。
まぁ、学生時代に実は女性関係は結構派手だった、というのは納得。
そりゃあ、榎さんの容姿と家柄からしてモテないわけがないですしね(笑)
むしろ京極堂曰く「照れ屋」だった彼はあまりそのことについては言わなかったらしいですが。
その中でも一人だけ長続きした女性がいた…というのはやはり衝撃ではありましたね。
榎さんの縁談相手に次々と奇禍がふりかかり、結果として、榎さん本人までが出張る…。
今回に至っては京極堂の登場自体が何か唐突な感じで、多少違和感は感じましたね。
逐一報告に行くとかもなかったし。
神崎さんが結局犯人…でもないけど、そういう位置に居て、ただ榎さんが好きで仕方なかったというのがまた切なかったですね。
最後の榎さんの
「ばかやろう」
でホント切なくなりました。
彼としても、発する言葉を持たなかったのではあるまいか。
嫌いといいつつ、復員後に消息を調べて気にしていたように、これからも気にしていくのではないかしら、などと思ったり。
でも、全体としては面白かったです。
あれだけの複雑な話を、ラストで一気に解決する爽快感はすばらしいですよね!
もう既に次回「鵺の礎」が気になっている月下でありました。
恐らくは京極堂の妖怪ウンチクが少なかったことに起因するのではなかろうか。
主題の邪魅にしても、京極堂から伝えられるのではなく、関口から簡単な説明のみで伝えられ、なんとなく関わりが薄い。
むしろミステリー色の濃い感じに思えました。
今回関口視点はなく、代わりというか妙に語っておられましたね。
普段の関口にしては饒舌だったかな?
問題は榎木津。
邪魅は彼の物語だったのでしょうね。
まぁ、学生時代に実は女性関係は結構派手だった、というのは納得。
そりゃあ、榎さんの容姿と家柄からしてモテないわけがないですしね(笑)
むしろ京極堂曰く「照れ屋」だった彼はあまりそのことについては言わなかったらしいですが。
その中でも一人だけ長続きした女性がいた…というのはやはり衝撃ではありましたね。
榎さんの縁談相手に次々と奇禍がふりかかり、結果として、榎さん本人までが出張る…。
今回に至っては京極堂の登場自体が何か唐突な感じで、多少違和感は感じましたね。
逐一報告に行くとかもなかったし。
神崎さんが結局犯人…でもないけど、そういう位置に居て、ただ榎さんが好きで仕方なかったというのがまた切なかったですね。
最後の榎さんの
「ばかやろう」
でホント切なくなりました。
彼としても、発する言葉を持たなかったのではあるまいか。
嫌いといいつつ、復員後に消息を調べて気にしていたように、これからも気にしていくのではないかしら、などと思ったり。
でも、全体としては面白かったです。
あれだけの複雑な話を、ラストで一気に解決する爽快感はすばらしいですよね!
もう既に次回「鵺の礎」が気になっている月下でありました。
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